マザーボードが安定に動作している場合,無闇にBIOSアップデートを実施してはいけない.BIOSを更新する場合,使用しているマザーボード用のBIOSファイルをダウンロードすること.もし間違えると,全く起動できなくなる可能性もある.
マザーボードに付属の User Guide を見ながら,不具合を指摘されているBIOS1014からBIOS1015へのアップデートを実施した.
別のパソコンで,フロッピーディスクをフォーマットとする.このとき,"MS-DOSの起動ディスクを作成する"をチェックしておくと,起動用フロッピーディスクが作成できる.
ASUSTeKのウェブサイトに行き,P4C800-E Deluxe 用の適切なBIOSファイルをダウンロードする.今回ダウンロードしたのは"P4CED15.zip".
ダウンロードしたファイル(P4CED15.zip)を解凍すると,2つのファイル(AFUDOS.exe, P4CED15.ROM)が現れるので,これらを先に作成しておいた起動用フロッピーディスクにコピーする.なお,AFUDOS.exeはBIOSアップデート用プログラムで,P4CED15.ROMがBIOSファイルである.
電源を切った状態のパソコンに,BIOS更新用フロッピーディスクを挿入し,パソコンを起動する.DOSプロンプトが現れたら,
afudos /iP4CED15.ROM
と入力する.ここで,"P4CED15.ROM"には正確なBIOSファイル名を入力する.自動的にBIOSアップデートが開始され,画面上に情報が表示される.
アップデートが終了したら,パソコンを再起動する.起動時にBIOS設定画面を呼び出し(例えば,DELキーを押す),BIOSを適切に設定する.
ご自由にリンクしていただいて結構ですが,できればトップページにお願いします.
Copyright © 2004 by Manabu Kano. All rights reserved.
加納 学, プロセスシステム工学研究室, 化学工学専攻,京都大学
Manabu Kano, Process Systems Engineering Lab., Kyoto Univ.