加納学の研究紹介: 主要な研究テーマ

研究紹介

主要な研究テーマ

操業データ解析による製品品質改善・歩留り(良品率)改善

高価なデータベースがデータの墓場になっていませんか? 蓄積されたデータを最大限に活用して,製品品質や歩留りの改善を実現します.

ソフトセンサー(バーチャルセンサー)設計

オンライン測定が困難な製品品質などを,測定されている操業データから推定します.近年は,構築した推定モデルの保守技術を確立することに注力しています.

多変量統計的プロセス管理(異常検出と異常診断,モニタリング)

複雑な生産プロセスを効果的に管理するためには,変数間の相関関係を捉えなくてはなりません.多変量解析を活用したMSPC技術の開発と産業応用に取り組んでいます.

プロセス制御

運転データからモデルを構築することなく直接的にPID制御パラメータを最適化するE-FRITの開発など,産業応用を重視した技術開発を実施しています.

マイクロ化学プロセスの設計と運転

デバイスを作成しました,こんな反応ができました,という研究は数多くあります.我々は,プロセスシステム工学の視点から,最適な設計や運転の方法論を研究しています.

主要な研究テーマ(終了したもの)

内部熱交換型蒸留塔(HIDiC)の特性解析と制御

省エネルギー性が極めて高いHIDiCの動特性や多重定常状態などを解析すると共に,実用的な制御系の設計に取り組みました.

制御性能評価・監視

膨大な数の制御ループを前にして,プラント全体の生産性向上を阻害している制御ループを特定できますか? 日常の運転データから制御性能を評価すると共に,調節弁の固着も特定できる手法を開発しました.